Redhat9をインストールし、デュアルにとTurbolinux8をインストールしました。 起動時に2つのOSが選択できるものと思っていたのですが、Redhat9しか選択できませんでした。 ブートローダとして「Grub」をインストールしましたが、どうすれば2つのOSを選択できるようになるのか。 その悪戦苦闘を書いてみました。 |
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はじめに Redhat9が公開されました。 ftpサイトからISOイメージをダウンロードし、CDRでISOイメージを作成しました。 早速というか、ジャンク品で購入したPCにインストールしてみました。 なんとか、Xを起動できる最小インストールができました。 これに気をよくして同じPCに2Gのハードを取り付け、Turbolinux8をインストールしました。 1台のPCに2つのハードを取り付け、2つのlinuxをインストールというわけです。 デュアルブートで最新のlinuxを楽しもうというわけです。 この2つ、または複数のOSを切り替えて起動させるのが「ブートローダ」というものらしいです。 これには、「Lilo」「Grub」というものがあります。 ブートローダのインストール 今回、Redhat9をインストールするときには、「Grub」という「ブートローダ」を選択しました。 そして、問題は、これをどこにインストールするかなのですが、
「dev/hda上にインストール」を選択しました。 インストール場所として、
これを選択しておけば後から「Turbolinux」をインストールしてもデュアルにOSを選択切り替えし起動できるだろうと思いました。 |
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Redhat9を起動 まず、Redhat9のみインストールした場合の「Grub」のブート画面です。 Redhatしかインストールしていませんので、ここで「Enter」すれば、Redhatの起動となっていきます。 因に、以下の画面はグラフィカルログイン画面です。 この状態に「Turbolinux」をインストールしデュアルにしようとしました。 |
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Turbolinux8を起動 「Turbolinux」をインストールする場合にもブートローダのインストールする場所は、「ルートパーティションの先頭セクタ」にインストールしました。 ただ、セカンドドライブになりますので、 「dev/hdb」上となりました。
それぞれの「ルートパーティションの先頭セクタ」にGrubをインストールした状態になりました。 さあ、これでRedhatとTurboを切り替えて楽しめるぞと思いました。 が、簡単じゃなかったです。 boot画面は、Redhat9のみの「Grub」の画面でした。 「Lilo」でインストールした場合には、OSの切り替え画面が出てきたのですが。 因に、以下の画像は「Vinelinux2.1.5」と「Windows95」とのデュアル選択画面です。
これと比較するために、「Redhat9」での「grub.conf」の内容は次のようになっていました。
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ブートディスクで起動 折角「Turbolinux」を入れたのに起動選択画面にないのならどうしようもないじゃないか。 そこで、登場するのが、インストール中に作成した「ブートディスク」でした。 「ブートディスク」をFDドライブに挿入したまま起動すると「Grub」の画面もなしに「Turubolinux」が起動しました。 でも、毎回毎回ブードディスクから起動しなきゃならないんだろうか。 「lilo.conf」のようにOSを切り替えれるよに「grub.conf」を編集すればいいのだろうか。 しかし、ひとつ編集を間違えると起動しなくなるようでは困りものだ。 「lilo」のときに大きなトラブルがあった。 カーネルをアップし、「lilo」をリロードせずに再起動させたところカーネルパニックでどうしようもできなくなった経験がありました。 ブートディスクで起動しても同じところで止まってしまいました。 結局このときには再インストールということになってしまいました。 よくわらないうちは手を出さない方が大きな火傷をしないということでしょうね。 |
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Grubで起動 なんとかしたい。 ネットで検索してたところ、「Grub」の起動画面でコマンド入力すると別のOSが選択起動できるということがわかりました。 早速のチャレンジとなりました。 まず、「Turbolinux」のブートセクタを調べなきゃならない。 インストール時に「Grub」を選択インストールしているから「Turbolinux」内の「grub.conf」がどうなっているかをみればいいわけだ。 以下、「Turbolinux」内の「grub.conf」です。
kernel (hd1,1)/vmlinuz root=0343 initrd (hd1,1)/initrd の部分を起動時にコマンド入力すればいいことがわかりました。 本当かな? |
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さあ、早速やってみよう。 まずは、PCのスイッチを入れる。 ハード、CD各ドライブのチェック、キーボード、マウスのチェック画面があらわれる。
そして、問題の「grub」の画面と切り替わる。 悲しいかな、「Turbolinux」をインストールしたにも関わらず起動選択画面には「Redhat」しか出てこない。
そこで、キーボードから「c」を打ち込む。 すると、次のようなコマンド入力画面に切り替わる。 grub < と出てくる。 ここで登場するのが、「Turbolinux」の「grub.conf」の一部だ。 kernel (hd1,1)/vmlinuz root=0343 initrd (hd1,1)/initrd を入力すればいいことをネットで検索して掴んだ。さあ、入力だ。 まず、rootコマンドで「hd1」を指定。 grub < root (hd1,1)
続いて grub < kernel (hd1,1)/vmlinuz root=0343 「(」(カッコ)が入力できないというより、キーボードの「(」を打っても別のキーが入る。 因に、「(」は、隣の「)」を「Shift」と一緒に打つと「(」になった。 「=」もそうだった。隣の「^」を打つと「=」になった。こちらは、「Shift」なし。 「)」は、隣の「0」を「Shift」と一緒に打つ。 日本語キーボードとして認識されていないため配列がでたらめだった。 入力にエラーがなければ、「Enter」で次の画面。 続いて、 grub < initrd (hd1,1)/initrd と入力。 そして、「Enter」。
grub<
とだけ出る。いよいよ起動だ。 grub< boot と入力し、「Enter」。 「ハード」などのチェック後、「Turbolinux」の設定読みこみ画面。
「Welcome to Turbolinux」で起動成功を確認!! テキストログインを選択したため次のような画面になる。
最後は、ユーザー名とパスワードを入力し起動完了だ。これは略。
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長く書いたけど、 「grub」の起動画面でまず 「c」を入力。 コマンド画面への切り替えとなります。 そして、 grub < root (hd1,1) grub < kernel (hd1,1)/vmlinuz root=0343 grub < initrd (hd1,1)/initrd grub < boot ただし、(hd1,1)は私のインストールした環境。 |
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以上は、すんなり書いたけど実際にはエラーが何回も出て何回もやり直した。 エラーがでても慌てない。
どうしても出来ない場合には「Esc」で最初の「grub」の画面に戻る。 そして、「Enter」で「Redhat」を起動だ。 |
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起動方法のまとめ−−− デュアルブートで2つのOSをインストールし、これを切り替えて起動させる方法 (1) インストール時に作成したブートディスクで起動する最後は、 (3) Grub起動画面でOSをカーソル選択し起動する これは、コマンド入力で起動できることが確認できたから、「grub.conf」に追加OSを記入すればいいはずだ。 最終の詰めというわけです。 |
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Grubを編集する どう編集すればいいのか。もし編集して起動しないようなことになれば大変だ。 とりあえず、ネットで検索してみた。 「ZDNet」のlinuxのページに「ブートローダ」の項目があり、次のページに http://www.zdnet.co.jp/help/howto/linux/redhat7_2_grub 以下の記述があった。 一部抜粋 メニュー項目が上記の1つしか用意されていないが,必要であれば複数個のtitleで始まる行を用意すればよい。その場合には,ブート時にGRUBによって複数の起動メニューが読み込まれ,表示されたメニューから1つを選んでOS起動させることができる。 ちょっと?心配だったけど、思い切って「Turbolinux」の「grub.conf」のtitle行以下をコピーした。
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Grub−起動選択 保存後いよいよ再起動だ。 無事起動画面が出た。 そして、ちゃんと2つのOSの選択画面となった。 |
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