流れは次のようになりました。
|
- Grub起動FDを作成する
- イメージファイルをDLする
- イメージファイルをWindowsにて作成する
- FDでPCを起動させる
- Turbolinux8
- Laser5-6.2
- FDでPCを起動−その2
- vinelinux2.1.5
- win95
- 起動選択画面の設定する
|
Grub起動FDを作成する
以下は、Windowsで行ないました。なかなかWindowsとはおさらば出来ないでいます。
- イメージファイルをDLする
ftpサイト
ftp.kddlabs.co.jp
このなかのいくつもディレクトリを辿って
/pub/Linux/packages/turbolinux/TurboLinux/TurboLinux/ia32/Workstation/8/install
このなかに、
「dosutils」
というディレクトリがあります。
boot.imgとかbootnet.imgを作成するときに利用したディレクトリです。
ただ、このなかには、bootnet.imgはありません。
このディレクトリの中に、「grub.img」があることを確認しディレクトリごとDLしました。
これで、FD用grubの起動ディスクが作成できます。
- イメージファイルを作成する
boot.img、bootnet.imgファイル作成手順と同じだから、これは苦労しなかったです。
「Ms-dos」でフォーマットしたFDをドライブに挿入。
「 MS-DOS」プロンプトを起動する。
「dosutils」に移動する。
「rawrite.exe」でもいいのだけど、「grub.bat」ファイルがあるためこれで作成。
イメージファイルがあったため簡単に出来ちゃったという感じです。
|
2.Grub起動ディスクでPCを起動
しかし、本当にこんなんで起動するのだろうか。
とりあえず、作成した起動ディスクをドライブに挿入しスイッチON。
前回は、
grub
と出たところで止まってしまった。キーボードを全く受けつけない状態になってしまいました。
が、今度は違いました。
grub >
と出た。ちょっとの違いだけど、これが大きい。
- Turbolinux8を起動する
いよいよTurbolinuxの起動だ。
コマンド入力は前回で試しているから大丈夫だ。
grub > root (hd1,1)
grub > kenel (hd1,1)/vmlinuz root=0343
grub > initrd (hd1,1)/initrd
grub > boot
root (hd1,1)の「hd1」は、2番目のハードということ。
その次の「1」は、2番目のパーティションということ。
とりあえず、「Turbolinux8」起動用の設定は確認済み。
- Laser5を起動する
これは新規にインストールしたため、起動用の設定は不明だったので、インストールしたときに作成した「ブートディスク」でLaser5を起動する。
インストールでは、liloを選択したため、起動設定は「lilo.conf」に書いてある。
まず、ここで確認。
root (hd0,1)
kernel vmlinuz-2.2.14-12LL1
root=/dev/hda2
boot
|
多分この部分をコマンド入力すれば、起動するはずだ。
「hd0」だから、1台目のハード。間違いない。
「1」だから、2番目のパーティション。よくわからないがいいのだろう。
つぎに、kernel コマンドで、カーネルとroot のデバイスを指定します
カーネルのイメージ「vmlinuz」がルートパーティションの2番目にあるという記述ということらしいです。
再度gurb起動ディスクに入れ換え、再起動。
grub >
このあとに、
grub > root (hd0,1)
grub > kernel vmlinuz-2.2.14-12LL1 root=/dev/hda2
なんと、エラーがでて来ました。
Error 15:File not found
vmlinuz-2.2.14-12LL1がどこにあるかきちんと指定しないとエラーばかりになってしまう。
また、カーネルのバージョンも必要ないようだ。
以下のコマンドを受けつけました。
grub > kernel (hd0,0)/vmlinuz root=/dev/hda2
最後は、
grub > boot
で起動できました。
grub > root (hd0,1)
grub > kernel (hd0,0)/vmlinuz root=/dev/hda2
grub > boot
実際のとこ、0を1にしてみたり、1を0にしてみたり、また入力ミスがあり冷静さをなくしてキーボードを叩いていました。
とりあえず、コマンド入力で起動できるようになりました。
TurbolinuxとLaser5とをコマンド入力で切り替え起動はできるようになりました。
第一関門は突破しました。
|
3.Grub起動ディスクでPCを起動
− その2
同じFDで作成した「Grub起動ディスク」を別のPCで試してみました。
PCは、
これに、「win95」と「vinelinux2.1.5」をデュアルにインストールしてあります。ブートローダは、「lilo」です。
「MBR」にインストールしてあります。
通常は、起動時にOSの選択画面が表示されますので、カーソルで選択し起動させるようになっています。
初期インストール時には、「vinelinux」が優先して起動するようになっていましたが、「win95」を優先して起動させています。
以下は「Vinelinux」での「lilo.conf」の内容です。
boot=/dev/hda
map=/boot/map
install=/boot/boot.b
prompt
timeout=50
message=/boot/message
#append="apm=on"
append="mem=128M"
# default=linux
default=dos
image=/boot/vmlinuz-2.2.18-0vl4.2
label=linux
read-only
root=/dev/hdb5
other=/dev/hda1
label=dos
|
|
1。vinelinuxを起動
以上の状態で問題なく起動しているのですが、作成した起動ディスクが他のPCでも動作するものかどうか試してみたくなりました。
運よく動けば将来は「grub」をインストールしてみてもいいわけです。
早速、起動ディスクを挿入して起動させてみました。
grub >
とでて来ました。とりあえずはこのあとコマンド入力が出来そうです。
ただし、起動設定が分らないとダメですが。
vinelinuxについては、上記設定を試してみることにしました。
vinelinuxは、2台目のハードの最初のパーテションにインストールしましたので、次のように入力しました。
grub > root (hd1,0)
Filesystem type is ext2fs,partition type 0x83
と出ました。とりあえず、エラー文字はなし。
続いて、
grub > kernel (hd1,0)/vmlinuz root=/dev/hdb5
[Linux-bzImage,setup=0xe00 ,size=0xbf2b4 ]
エラーなしと続きました。最後は、起動用コマンド。
grub > boot
ハード等のチェックを開始しはじめ途中で止まることもなく無事ログイン画面まで来ました。
|
すんなり書いちゃましたが、実際には、
(hd1,0)の部分で「0」にしてみたり、「1」にしてみたりと試行しました。
「hd1」は問題なかったのですが、つぎの「0」が問題でした。
また、起動したように思えたのですが、「kernel panic」といういやらしいところで止まってしまったこともありました。
が、そういうときには、再起動させていちからの入力となりました。
どちらにしろ、linuxに関してはturbo,redhatと経験してきましたのでそれほど慌てることはなかったです。
それよりも、WINDOWS。
なにしろ、grubからの起動ははじめて。
情報としては、
other=/dev/hda1
のみ。
とりあえず、チャレンジしました。
|
2。win95
windows95は、1台目のハードだから、「hd0」。とりあえず、最初のパーテションだと思うので、「0」。
grub > root (hd0,0)
Filesystem type is fat , partition type 0x16
とりあえず、WINSOWSのフォーマット型式を認識したようです。
「fat」とあるからそうじゃないかな、なんていい加減な認識。
しかし、つぎはどう入力するんだろう?
lilo.confには、
other=/dev/hda1
と書いてある。
結果的に以下のように入力し起動できました。
grub > makeactive
grub > chainloader +1
grub > boot
で
start windows95....
となりました。
すんなりとはいきませんでしたが、これは、ネットからの検索で得た結果でした。
参照ページは以下になりますが、他に沢山のページがあります。
http://www.skipup.com/~search/grub.html
Googleで「grub install」で検索すると沢山でて来ました。
|
GRUBのFD起動用ディスクを作成し、コマンド入力だけどとりあえずデュアルのOSを切り替えて起動することができました。
もし、これがなければそれぞれのブートディスクからの起動となるところでしたが、1枚のFDで起動できるようになりました。
ただ、現段階ではコマンド入力という面倒な操作をしなくてはならない。
そこで、次にチャレンジとなるのが、起動選択画面を出すFDの作成となります。
実際のところ大変だったのはここからでした。
疲れました。
|
|