起動ディスクを作成する |
1.ftpサイト
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まずは何と言ってもftpサイトからインストールできる起動ディスクを作成しなければならない。
今回は、「Vine2.1.5」のインストールにチャレンジするため「Vine」のftpサイトからイメージファイルをDLしてこなければならない。
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Vienのメインページです。
http://vinelinux.org/
「Vine Linuxの入手方法」のページも用意されている。そして、ちゃんと「ftpサイトより」という項目も用意されている。
Vine Linux は、以下の ftp サイトからダウンロードできます。
また、ftpインストールも可能です。
と書いてある。ftpサイトも幾つも書いてある。
ただ、ftpサイトからどれをDLし、どのように作成するのか書いてない。
始めてトライするときにはここの点でつまづいた。
しかし、よーく探してみると、例えば以下のftpサイト
ftp://ftp.kddlabs.co.jp
の中でたくさんのディレクトリを手繰って行くと「INSTALL.TXT」が見つかる。
/pub/Linux/distributions/Vine/Vine-2.1.5/i386/docs/INSTALL.TXT
この中に「インストールディスクの作成」について書いてあった。
これが一番参考になるのだが、思うように行かなかった。
とりあえず、このページを参考にして作成してみた。
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2.ダウンロードするファイル(ディレクトリ)
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まず、上記サイトの「i386」のディレクトリの中に
この2つのディレクトリを自分のPCの任意のフォルダにコピーする。
因に、Cにドライブに「vine21」というフォルダを作成しその中にコピーした。
ただし、このときに確認することは、「images」フォルダの中に「bootnet.img」のファイルがあるかどうかだ。
「net」とついているところがミソだ。
これがないとネットからのインストールディスクが作成できない。
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3.イメージファイルを作成する(起動ディスク)
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まず、「MS-DOSプロンプト」を立ち上げる
c:\windows >
となっているか、
c:\ >
となっている。
そして、ダウンロードしたフォルダに移動する
c:\ > cd vine215
c:\vine215 >
イメージファイルを作成する実行ファイルのあるフォルダに移動する
c:\vine215 > cd dosutils
c:\vine215\dosutils >
フォルダの中にどのようなファイル、ディレクトリがあるかは、「dir」コマンドを使う。
確認のために
c:\vine215\dosutils >dir/w
ファイルが表示されるがそのなかに「rawrite.exe」というのがあるはずだ。
イメージファイルを書き込む実行ファイルだと思う。
c:\vine215\dosutils >rawrite
拡張子は付けなくても実行出来た。
イメージファイルは、
c:\vine215\images\
の中に「bootnet.img」がある。
これを指定してやる。
「Enter disk image source file name:」と出るから、続いて
../images/bootnet.img
と入力する。
「..」は、「dosutils」のディレクトリを抜けるという呪文のようだ。
最初はゴミかと思った。
そして、「images」のディレクトリに入り、そのなかの「bootnet.img」を指定という具合のようだ。
「Enter target diskette drive: 」
ディスクドライブを指定ということで、「a」と入れる。
最後は、FDDにフォーマット済みのFDを挿入してしばらく待つことになる。
ここまでは、WINSOWSのマシン上で行なった。
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インストール開始
起動ディスクができ上がればいよいよインストール開始だ。
起動ディスクをFDDに挿入し、SW、ONだ。
因に、使用したPCは、「Toshiba-PV3000」。
また、当然ながらFDブートにしておかなければならない。まあ、このPCについてはCDブートできない機種のためそんな心配はいらない。
画像は、デジカメで撮ったためフラッシュで中央が白く光ってみづらいです。
また、なにがかいてあるか分らないので参考にならないかもしれない。
が、我慢してください。
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作成した起動ディスクを読み込みとりあえず「VineLinux」へようこそと多分英語でかいてある画面が出た。
第一段階クリアーだ。
画面下部に、「boot:」と出る。
インストールに入るのに、グラフィカルで行なうのか、テキスト画面で行なうのか、はたまた英語モードで行なうのかによってこのあとに入力する文字が違う。
ここは単純に「Enter」だ。
FDの中のカーネルを読み込み、
PCのハードのチェックなんだと思う。画面がスクロールしていく。
インストールする言語を選択。
「Tab」キーで移動し日本語を選択し、「Enter」。
キーボードの選択だが、言語で日本語を選択していれば「JP106」に移動しているため、素直に「Enter」でつぎの画面に移る。
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キーボード選択後はしばらく「FTP」インストールの設定が続く。
まず、どのようにインストールするかだ。
当然、「FTP」サイトからだから、カーソルで「FTP」へ移動し「Enter」となる。
「TCP/IPの構成」の画面に移る。
これは運が良かった。
プロバイダーに接続すると動的にIPアドレスが割り当てられるようになっているからだ。
「動的IP振り分け(BOOTP/DHCP)を使う」にチェックを入れるだけだ。
「スペース」キーでチェックが入る。
そうでない場合は自分でIPアドレス,ネットマスクなどを手入力しなければならいない。
大変だ。ここが出来なければ前に進まない。
次も何回もつまづいたところだ。
「FTPのセットアップ」画面だ。
FTPサイトを入力し、インストールするディレクトリを指定する。
FTPサイトの確認、そしてインストールするディレクトリの確認はftpソフトかブラウザでまず確認しておく方がいい。
大文字、小文字もきちんと識別するため間違えないようにしなければならない。
「/」。ディレクトリとディレクトリの間に入れるスラッシュも気をつけなければならない。
全て入力ミスがなくてもつながらない場合もある。
多分この場合にはアクセスする人でパンクしているのかもしれない。
何回エラーになったか分らない。
でもエラーにめげずに何回も入力し直すことだ。
ftpサイト
ftp.kddlabs.co.jp
ディレクトリ
/pub/Linux/distributions/Vine/Vine-2.1.5/i386
うまくいけば、「第二段階」の画面となる。
「Ramdisk」に書き込み中となる。
今度は本当に「Vine Linuxへようこそ 」の画面となる。
ここからは、CD−ROMからのインストールと同じになるのだと思う。
あとは略だ。
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雑談:
linuxのインストールにチャレンジするようになってからやたらとFDが必要になった。
起動ディスク。ブートディスク。
各ディストリビューション毎、各バージョン毎に作成した。
久しぶりにPCショップにFDを買いに出掛けたのだが、数が少なかった。探すのが大変だった。ちょっと大袈裟かな。
CD−R(W)、またDVD−R(W)がメインとして売り出されこれらが随分と安くなって来ていることを思うと、結構高かった。
大体、10枚で500円ぐらい。1枚あたり50円。
いろいろ探した結果、TEIJINの50枚パックを買った。998円だった。
1枚あたり20円。
これは、「O*プラザ」で購入した。全国チェーンのショップだと思う。
同じものが、「*マダ」では、1500円を少し割った値段だった。
何が「とにかく安い」だ。!!
500円も違うじゃないか。これだけ違えばジャンク品のPC本体買えるじゃないか。
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